ERPベンダの脅威とは

国際展示場の「ものづくり」イベントに参加した時の話です。

知り合いの方から頂いた招待状にて参加し、お目当てはITエリア。生産管理システムの中小ソフトウエアハウスブースを、良い商材はないか、今後に繋がるアイデイアはないか、下心を腰に携えていざ参戦。

某社生産管理システムブースにて説明を受ける。「年次計画を月次計画にばらして週次・日次そしてパー割り・・・」「ボトルネック工程、クリテイカル資材、リードタイム・・・」やはり生産計画は抜かりない、工程管理も見やすい。この業界は成熟している。などと関心していたら、ふと気になるメニューが。

購買・販売・会計・・・。「何ですか、これは」思わず口にすると「専門ではないんですけど、客先での要望をまとめて、カバーしていない部分をちょこちょこ造ってみました」と軽い回答。中身を見てみると、まだ特殊なケースをカバーし切れていないものの、実用に耐えそうなクオリテイである。「これはERPですね」との問いに「まだERPを名乗るレベルでは・・・」との謙虚な回答。

他にもアプローチ方向は違うものの、似た業者が見受けられました。みなJAVA系のウオーターフォール開発に長けた業者であり、その開発スピードには目を見張るものがあります。製品標準機能に取り込むことにも迷いがなさそうです。

「うちは純粋ERP製品です」に胡座をかいていると、このような勢力に足元をすくわれかねません。コンペで誰も知らない業者が「一番GAPが少ないが、ERPとは名乗っていない」という番狂わせが現実味を帯び、脅威を目の当たりにしました。

でも、一番興味をそそったのは「アルミ削り出しアンコールワット」でしたが。

(推敲していませんので、徐々に更新します)

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