これはBaanERP及びInforLN用語ですが、「複数の事業拠点」と捉えてよいです。「春日部工場、越谷販売所、草加倉庫、西新井本社(会計)」といったもので、事業拠点を会社コード毎に管理する考え方は、他社パッケージ製品にも見受けられます。以下BaanERP及びInforLNにてお話しします。
「100、110、200・・」といった会社番号にて管理し、大まかに「ロジ会社」と「会計会社」に二分できます。細分必須要件は
「1ロジ会社、1生産計画」
「1会計会社、1財務諸表」といったものです。
大抵の導入では「Nロジ会社、1会計会社」のケースが多く、複数のロジ拠点の取引を会計統合によって1会計会社に集約するイメージです。
1製造会社では1件(明細は複数あります)の製造計画しか回せません、では複数の工場の場合はどうするかといいますと、製造会社間で受発注(購買・販売)を行い、受注側の工場にて生産計画を回しなおします。
購買拠点や販売拠点、倉庫はどのように会社コード管理するかと言いますと、「自由です」。但し、会社コードをまたがった物品移動は販売購買データが発生し、煩雑になりますので、導入ケースによって判断します。
例えば、越谷販売所が販売受注をし、草加倉庫から製品出荷した場合に「社内仕切価格で売買」するかどうかで事情が変わります。売買する場合は「三者間販売」と呼び、会社コードを分ける方が取引が明確になります。
ERP導入前にこの「社内取引」に該当する部分の「曖昧な運用を解消または認識」しておくだけでもERP導入負荷は格段に軽くなります。
(推敲していませんので、徐々に更新します)